お正月休みも終えて、正月気分のまま仕事始めという方も多いんじゃないでしょうか。
通勤電車に揺られ、人混みをかき分けて出社する。
そんな時に気になるのは、いろんな臭い。
気になる程度のレベルじゃない臭いもありますよね。
でも…他人の臭いは気になっても、自分の臭いは気づきにくいものです。
スメハラ……
気づかないうちにスメハラ( smell harassment)の加害者にならないよう、まずは口臭予防から始めてみましょう。
歯茎が腫れたり、血が出たり、歯周病や虫歯も、口臭の原因になります。
自覚症状がある人は、すぐに歯医者さんに行って診てもらうしかありません。
つぎに、口の中が乾燥気味、職場や私生活でストレスを感じることが多い、舌の表面が白っぽいなど、そんな人も口臭の可能性があります。
最近では、男性よりも、女性の加害者が気付かずに増えているそうなんです。周りの人(被害者)も非常にデリケートな問題だから…、言うに言われず我慢している人が多くて被害者の主観的なものも加わるので、解決が難しい問題とされています……(泣)生理的な口臭にあたるものは、普段から自分で気をつけて対策していくしかありません。
基本的な対策は2つ。
口内の乾燥対策と舌対策。
口の中が乾燥するということは、唾液の分泌量が減っているということですよね。
抗菌作用のある唾液が少ない状態では、口の中の細菌が増殖しやすくなります。
その結果として、口臭がきつくなる。
唾液を多く分泌させるために、3つの方法を紹介します。
①ガムを噛む
ガムを噛むことで、唾液腺が刺激されて唾液の分泌量が増えます。
歯科専用キシリトールガムを噛むことで、虫歯予防にもなったりしますよ。
②マッサージ
③咀嚼回数を増やす
食事の際には、よく噛んで食事をとるようにします。
噛む回数が少なくなると、唾液の分泌も減少しますので、噛む回数を増やしてゆっくりと食事をとりましょう。
ダイエット効果も期待できるので、一石二鳥ですよ。
以上3つの対策を普段から心がけていると、口臭予防に効果が期待できます。
舌もケアしてネ
口の中の乾燥対策と同時にケアしたいのが舌になります。
舌が白く見える舌苔は、舌に付着した汚れに細菌が繁殖してできるもの。
繁殖した細菌は、口臭の原因になってしまいます。
専用の舌ブラシを使って、舌ケアをおこないましょう。
舌ブラシの使い方としては、鏡で見える範囲で舌の奥にブラシを当て、手前にやさしく動かします。
嘔吐反射が起きないよう、あまり奥までブラシを当てないよう気をつけてください。
舌ブラシについた汚れを水でよく流し、繰り返し清掃をおこないます。
ブラシに汚れがつかなくなればOKです。
舌磨きは、歯磨きの前におこなうようにして、1日1回までにしておきましょう。
生理的な口臭予防として、お口の乾燥対策と舌のケアを心がけてみてください。