カフェインは、1819年にドイツの化学者フリードリープ・ルンゲにより発見された有機化合物。コーヒーやカカオ豆、コーラ、ナッツ、茶葉など、60種以上の植物の葉や種子、果実に含まれています。
心臓、筋肉、および血圧を制御する中枢へ刺激を与えるといわれ、今日ではエナジードリンクや栄養ドリンクに利用されています。勉強や仕事の追い込み、眠気覚ましで飲んだことがある人も多いのではないでしょうか。
米国食品医薬品局(FDA)は、健康な大人では、1日当たり400 mg(コーヒーでは4~5カップ程度)までであれば、カフェインによる健康への危険な悪影響はないとしています。
眠気覚ましなどをうたってカフェインを添加した清涼飲料水が多数販売されていますが、カフェインの過剰摂取には注意が必要です。飲み過ぎに注意しましょう。
「カフェイン」が含まれる意外な商品
こちらは、頭痛薬として有名なアセトアミノフェン(パラセタモール)にカフェインを配合した薬になります。
カフェインには痛みの抑制を助ける鎮痛補助効果があるため、アセトアミノフェン(パラセタモール)単独よりもカフェインとの配合剤の方が、効果が高いとされています。日本の市販薬でも、頭痛薬とカフェインを組み合わせた商品があるのはこのため。
テレビCMで聞くことのあるACE処方は、A(アセトアミノフェン)C(カフェイン)E(エテンザミド)の3成分の組み合わせのことで、作用の仕組みの違いによる相乗効果を狙ってカフェインが配合されているのです。
飲むだけじゃない!「カフェイン」入り商品
抜け毛・頭皮トラブルケアに特化したシャンプーです。
更年期の女性の毛髪トラブルをサポート。
なんと、季節を問わない安定した売り上げを期待できる“育毛アイテム”にも配合されているのです!
なぜなら…「カフェインが髪の成長を促すとされている」から!
薄毛が気になっていても、いきなり薬で育毛というのに抵抗があるユーザーは少なくないはず。その点、カフェインはコーヒーの成分として知られている安心感から、受け入れられやすいのではないでしょうか!