何かと忙しい年の瀬。
スキンケアで見落としがちな生活習慣は、だいじょうぶですか?
肌のターンオーバーを再考してみませんか?
正常なターンオーバーは、美肌の基本。
もう一度、お肌のターンオーバーを見直してみましょう。
皮膚自体は、『表皮』と『真皮』と『皮下組織』で構成されています。
ターンオーバーとは、『表皮』の部分で繰り返されるサイクルのことをいいます。
表皮は4層の構造で成り立っていますが、最下層である『基底層』で生まれた細胞は、表面まで押し上げられ、『角質層』でアカになって剥がれ落ちるというサイクルです。
このサイクルには周期があって、個人差もあり年齢とともに変化していきます。
加齢とともにターンオーバーの周期に遅れが出始める原因は、新陳代謝の低下によるものです。
その遅れによって、自然に剥がれ落ちるはずだったアカが角質層に居残り、角質層の厚みが増してきます。
そうすると、シミ・シワ・くすみの原因になってしまいます。
また、肌の弾力は失われ、乾燥しやすい状態になります。
逆にターンオーバーの周期が早くても、未熟な細胞が表皮に出てきてしまうために、肌のバリア機能が正常に働かなくなります。
そのせいで、敏感肌や赤み、湿疹等のリスクが倍増することに。
それでは、そうならないためのターンオーバー改善方法をみていきましょう。
睡眠のゴールデンタイムって知ってますか?
ターンオーバーにとって重要な役割を果たすのが睡眠。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌や体調を整えてくれます。
理想としては、一日の中で盛んに成長ホルモンが分泌されるという、お肌の『ゴールデンタイム』に睡眠をとることです。
お肌のゴールデンタイムは、夜の10時から夜中の2時といわれていますが、この時間に眠りにつくのが難しい方も多いのではないでしょうか。
最近では、眠りについてからの3時間に成長ホルモンが多く分泌されることが分かってきています。
無理して22時に眠りにつくよりも、眠りはじめの3時間に、質の高い眠りが得られるようにしましょう。
食のバランスを整えて美肌に
つぎに、正常なターンオーバーを助けてくれるバランスの良い食生活。
食生活の乱れは、ターンオーバーの乱れを招いてしまいます。
ターンオーバーを正常に促してくれる食事を心がけましょう。
皮膚を修復してくれるビタミンA、皮膚や粘膜の成長を助けてくれるビタミンB群、美肌効果抜群のビタミンC、血行を促進してくれるビタミンEや、
コンニャクなどに多く含まれるセラミド、牡蠣や牛肉などに多く含まれる亜鉛などを、バランスよく食事に取り入れていくことが大切になります。
日々の生活習慣を改善して、体の内側からのスキンケアも同時におこなうことで、美肌効果が倍増しちゃいますよ。
ターンオーバーの周期は、遅くても早くてもダメ。
正常なターンオーバーで美肌を手に入れて、女子力に磨きをかけてくださいね。